THE LEGEND OF THE UTSUBUKI GODDESS IN KURAYOSHI

打吹天女伝説 『 天女と童子の物語 』


The mother goddess prays for her children's happiness

and the children long for their mothers return,serenade her with their drum and flute.



ぴ〜ひゃら ぴ〜ひゃら とんとんとん

         ぴ〜ひゃら ぴ〜ひゃら とんとんとん

天女は子の幸せを祈り 子は母を想って太鼓と笛を打ち吹き鳴らす



その昔、天女が舞い降り二人の子を産みました。

天女は音楽が好きで、子ども達に太鼓と笛を教えました。

そして、楽しい年月が流れ、天女は天に帰る時がきました。

天女は羽衣をまとい天に帰っていきました。

子ども達は、母である天女を慕って近くの山に登り、母に届けと太鼓と笛を打ち吹き鳴らしました。

それからこの山を打吹山(ウツブキヤマ)と呼ぶようになったんだって。


打吹山は今も原生林の森を残す市民の憩いの山です。

左:伝説を伝える打吹山(ウツブキヤマ)と雪化粧の大山(ダイセン)




(^^)・・・打吹天女伝説の確認できる一番古い文献は、江戸時代に書かれた「ほうき民談記」があります。

それによると、打吹山の中腹にある長谷寺(ハセデラ)の建立されたのが奈良時代の養老年(717〜723)で、

打吹山(ウツブキサン)長谷寺と呼ばれ、打吹山に伝わる天女と童子の伝説が紹介されています。


(><)・・・ほうき風土記(奈良時代の日本最古の地誌)が発見されれば、もっとおもしろいのだが・・・

いまだ発見されていない・・・



名探偵コナンのように


天女伝説が・・・・



養老年(717〜723)には天女伝説が存在していた。

また、打吹山が、町中にもかかわらず、現在まで原生林の森としてのこっていることは・・・

・・・人が侵入してはならない山であり、神の山とされていたのかもしれません!・・・

・・・そして天界とを結ぶ山であったのかもしれません!・・・

・・・と、こんな風に推測すると、その昔天女が舞い降りたのかもしれませんね。


 *天女伝説は、世界にも日本にもあります。

しかし、その伝説が音楽で終わっているのは、倉吉の天女伝説だけのようですね。

平成14年の4月に行ったカンボジアのアンコールワットにも天女の伝説がありました。

天女の子は王になって国を治めたんだそうです。

ちなみに天女のことを「アプサラ」って言います。


*名探偵コナンの作者 青山剛昌さんは隣町の大栄町出身です。私達の自慢です




世界遺産のアンコールワットとアプサラ