2002年4月2日〜7日

 倉吉市の小中学生でつくる打吹童子ばやしのメンバー十五人と、ボランティアら三十四人のカンボジア訪問団(中村見自団長)が二日から七日までの日程でカンボジアを訪問。四日には、世界で初めて世界遺産のアンコールトムの象のテラス前広場で和太鼓を演奏したほか、現地の子どもたちとのセッションをするなど、交流を深めた。子どもたちの演奏や訪問団の交流の様子を紹介する。

響く
世界遺産のアンコールトムの象のテラス前広場で、世界で初めて和太鼓の演奏を披露する打吹童子ばやしのメンバー。約1000人の観客を魅了した
ハイ、チーズ
シェムリアップ郊外のプームルオーム小学校にて。現地の小学生と一緒に記念撮影。みんな人なつっこく、たくさんの子どもたちが集まってきた

 訪問団は、二日に日本を出発し、バンコクを経由して三日から六日まで、アンコール遺跡のある町、カンボジアのシェムリアップを訪問。倉吉市のカンボジアの子ども影絵芝居を支援する「スバエクトーイの会」(山下実会長)が交流しているクメール民族文化交流センターを訪問し、子どもたちと交流を図ったり、現地の小学校を訪問するなどした。

ピッタリ
打吹童子ばやしのメンバーと、クメール民族文化交流センターの子どもたちとのセッション。リハーサルなしに息もピッタリの演奏を披露し、観客を魅了した
交流
子どもたちのセッションはお互いの交流の絆、心の絆を深めた。別れを惜しむように、全員が固い握手を交わした。互いの子どもたちが心の温かさを感じ合った
魅了
公演が行われたアンコールトムの象のテラス前広場には、海外からの観光客や現地の子どもたちから大人まで、約1千人が集まった。遺跡内に響く和太鼓の響きを堪能し、公演を盛り上げた
圧倒
世界遺産に登録され、観光のメッカとなっているアンコールワット。現地の人は大切な寺院の一つとしてお参りをする人が絶えず、多くの観光客が訪れている

 四日には、アンコールトムの象のテラス前広場で、訪問のメーンイベント、打吹童子ばやしとクメール民族文化交流センターの子どもたちによる演奏会が開かれた。会場には、観光客や現地の子どもから大人まで約千人が舞台を取り囲み、世界初の日本の子どもたちとカンボジアの子どもたちの太鼓によるセッションを楽しんだ。

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カンボジア・シェムリアップの町の中に、打吹童子ばやしアンコールトムの象のテラスでの和太鼓公演をPRする横断幕が掲げられていた
影の立役者
日本から持ち込んだ和太鼓11個。同行したボランティアらが大切に運び、公演の成功を願って準備に奮闘した

打吹童子ばやしのホームページへ


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